今回は、数珠の選び方や、色・男性女性による違いがあるのか?といった疑問について解説していきます!
葬儀や法要に参列する際には数珠を持参することがマナーとも言えますが、初めて購入する時にどのようにして選べば良いのか迷いますよね。
一生に何度も購入するものではありませんので、失敗をして後悔をする前に、自分にピッタリの数珠選びのポイントを押さえておくのがおすすめです!
この記事では、
- 数珠の選び方
- 色・男性女性による違いなどの豆知識
について詳しく解説していきます!
数珠は人生の節目となるタイミングに用いられる重要な仏具ですので、後悔のない自分専用の数珠を選びましょう!
数珠の選び方!色や男性女性による違いは?
下記では数珠の選び方について詳しく見ていきましょう。
数珠は持ち主の念が宿ると言われているため、人から借りることはNGです。
また、明確な決まりはないものの、一般的に男性用と女性用では下記のような違いがあり、男女兼用はないとされています。
女性用:主珠は6~8mm前後の大きさ、ピンクなど明るく華やかな色合いのもの
女性でも珠の大きな数珠を持っている場合もありますし、色についても好みで選ばれている場合があります。
そのため、必ずしもこれに当てはまるとは限りませんが、迷った時には参考にしてみてくださいね。
略式数珠と本式数珠で選ぶ
数珠には「略式数珠」と「本式数珠」があります。
- 「略式数珠」とは
宗派を気にせず使用できる数珠で、急なお葬式や法要などでも使用できるため便利です。
宗派にこだわりの無い方や未婚の方は略式数珠を購入するのがおすすめです。
珠の数が少なく、片手で使用できることから「片手数珠」と呼ばれる事もあります。
- 「本式数珠」とは
宗派ごとの正式な数珠の事で、各宗派により仕様が異なりますが、108個の珠が連なっていて二重にして使うことが一般的です。
女性の場合は、嫁ぎ先の宗派が異なる場合数珠を新調しなければならないため、結婚後に本式数珠を購入される方が多いようです。
※宗派や地域によっては故人が身内か否かなどの状況に応じて複数の数珠を使い分ける場合がありますので、購入前に確認しておくと安心です!
本式数珠の種類
- 真言宗「振分数珠」・・・他宗派でも日蓮宗以外であれば使用可能な万能な数珠で、四国の八十八箇所巡りでお遍路さんの数珠としても使われます。
- 浄土真宗「門徒数珠」・・・男性用と女性用で大きく見た目が異なるのが特徴で、男性用はほとんど略式数珠と違わない見た目をしています。女性用は二連数珠で珠の数が86個前後のものが主流です。
- 日蓮宗「法華数珠」・・・裏側の房が三本の独特な形の数珠で、日蓮正宗のみ白い房と決まりがあります。
- 浄土宗「日課念珠」・・・2つの輪を繋げた形状が特徴的で、念仏の回数を数える為に玉が繰りやすい形をしています。
- 曹洞宗「看経念珠」・・・臨済宗の数珠と形は同じですが、金属の輪が付くのが特徴で、他宗派でも禅を組み精神統一を試みる方は、曹洞宗の数珠を持つ場合があります。
- 臨済宗「看経念珠」・・・曹洞宗の数珠と形は同じですが、金属の輪は付きません。
- 天台宗・・・念仏の回数を数えやすいよう、そろばんの玉のような珠が使われているのが特徴で、本来は厳しい修行で用いる道具でした。
色や材質で選ぶ
数珠の材質や色には決まりがなく、使用する人の好みに合わせて選ぶのが一般的です。
黒檀や紫檀の天然木や、水晶などの天然石など、まざまな材質や色があり、それによって印象もガラッと変わります。
他にはガラスなどで作られ、天然石のように見える加工が施されたものもあり、色やデザインは様々です。
材質によって価格にも違いがありますので予算に合わせて選んでいくのがおすすめです。
色や材質の種類
数珠のカラーは様々なものがありますので好みに合わせて選ぶのがおすすめです。
材質としては大きく分けると「木製」と「石製」があります。
<木製>
木製の数珠は、主に
- 木の実・・・星月菩提樹・金剛菩提樹など
- 木製・・・黒檀・桜・屋久杉・栴檀など
- 香木・・・白檀など
で作られます。
木の優しい風合いと、使いこむにつれ色の変化が楽しめるのも木製ならではです。
<石製>
石製の数珠は、
- 水晶
- パール
- オニキス
- キャッツアイ
- アメジスト
- オパール
- カルセドニー
などの様々な石の種類で作られます。
好みの色合いや直感で選ぶ方法に加えて、パワーストーンとしての石の意味を参考に選ぶ人が多いのが特徴です。
他にも人工樹脂やガラスなどの素材で作られているものがありますので、確認してみましょう。
房の形や色で選ぶ
房の形にもいくつかの種類があり、略式数珠の場合はどの房の形を選んでも問題ありません。
ただし、本式数珠には房の形に決まりがある場合がありますので、必ず確認してみましょう。
また色に関しても、素材同様に様々な色の房があります。
珠の色や素材によって合わせて選ぶ事ができますので好みに合わせて選んでみてくださいね。
房の形と同じで、色も「白」などと決められている場合がありますので、事前に確認しておくと安心です。
房の形の種類
房の形の種類は大きく分けると
- 切房(きりふさ)
- 頭付房(かしらつきふさ)
- 梵天房(ぼんてんふさ)
- 紐房(ひもふさ)
の4種類に分けられます。
房の素材には「正絹」か「人絹」が使用される場合が多く、まじりけのない正絹が使われているものの方が高価になります。
紐房(ひもふさ)は女性用に使用されることは少なく、男性用であることが一般的です。
費用で選ぶ
数珠の費用は、使用されている材質により大きく異なります。
- 人工樹脂やガラスなど・・・2,000円~5,000円
- 木製・・・数千円~20,000円
- 石製・・・数千円~20,000円
ほどが目安となります。
天然の木製、石製の場合値段が高価になる場合が多く、種類によっては数万円の価格になります。
一方人工樹脂やガラスなどで作られている略式数珠の場合はどこでも買い求めやすく、値段も安価な事がほとんどです。
一生に1度のお買い物となる方も多いと思いますので、使用頻度や予算と合わせて検討してみましょう。
地域のルールに合わせて選ぶ
最後に1つ注意点とも言えますが、数珠についてのルールは宗派ごとだけでなく“地域”に根付いている場合もあるので気を付けましょう。
例えば、名古屋や金沢近辺の一部地域では、葬儀→白房の数珠・法事→紫色など色房の数珠と使い分けて使用されています。
他にも、故人が身内か否かで数珠を使い分けたり、慶事用と弔事用で数珠の種類にルールがある地域もあるようです。
数珠を用意する必要が出てきた場合には、家族や親族、周辺のお寺や葬儀社に確認しておくのがおすすめです。
まとめ
今回は、数珠の選び方や、色・男性女性による違いがあるのか?といった疑問についてご覧頂きましたが、いかがでしたか?
数珠と聞くと地味で暗いイメージでお坊さんが使うものと思い浮かぶ方も多いと思いますが、お葬式などに手ぶらで行くのはマナー違反。
急なその時に備えて自分専用の数珠を一つ準備しておきたいですね!
数珠のデザインや色は様々で使われている素材などにもよりイメージはガラッと変わり、今やおしゃれなかわいいものも多数販売されています。
上記した選び方を参考に、好みの数珠を選んでみましょう!
宗派や地域によって数珠に決まりやルールがあったり、家によってはこれでなければいけない!という数珠がある場合もあります。
家族や親族で顔を合わせた際に確認しておくと安心です!
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