ルビーは身につけるとどんな効果があるのでしょうか?今回は、ルビーの和名や別名、相性の良い石や悪い石についても詳しく解説していきます!
宝石の女王とも言われるルビーに憧れを抱く人は多いのではないでしょうか?
深く鮮やかな赤色が特徴的で、ひときわ存在感を放つルビーは、宝石としても有名ですが、パワーストーンとしても優れた効果を発揮します。
しかもエネルギーがとても強く、持ち主の成長と目標達成を力強くサポートしてくれる石です。
今回は、ルビーを身につけた時に与えられる効果や、ルビーの基礎知識について詳しく解説していきます!
和名・別名の他、ルビーと他の石との相性や、浄化・お手入れ方法などたっぷりの情報をご紹介していきますので、どうぞ最後までご覧ください。
ルビーを身につけるとどんな効果がある?
ルビーは古くから「勝利の石」と呼ばれ、勝負事を勝利へ導く効果や、目標達成を成し遂げ成功を収める効果があると言われています。
あらゆる災厄や危険、邪気や邪念を祓うと言われ、情熱的な不滅の炎を象徴する赤色が持ち主に活力やパワーを与えます。
昔は戦士が戦いの場にお守りとして身に着けていた歴史もありますが、戦場以外でも、富と権力をもたらし、財産や名誉を手に入れる事ができるとされています。
持ち主を守るエネルギーだけでなく、困難に打ち勝ち勝利へ導く効果があり、そのための集中力の上昇やエネルギー循環の向上、それらを安定させるグラウディング効果を持ち合わせています。
ルビーを身に着けることで心身共に強くなり、情熱や活力の溢れる熱い人間へと成長させ、理想的な未来への道をサポートしてくれるでしょう。
ルビーのスピリチュアルな意味は?
ルビーは古くから、人々に「力」を与える石としてお守りや守護石として大切にされてきた歴史があります。
上記した通り、「情熱」や「勝負」に強い石であり、物事を成功・勝利へと導くエネルギーを持っています。
そのため仕事で成功をおさめたい人、目標達成を強く願う人、受験や試験などの勉学に励んでいる人に強力な効果を示すでしょう。
さらにルビーは情熱的な愛情を象徴する石でもあり、勝利の中には恋愛成就も含まれます。
自身の中に必ず成し遂げたい目標や野望がある人におすすめの石です。
ルビーを女性が身に着けるとどんな効果がある?
ルビーの美しい赤色には「美」という意味もあり、女性が身に着けると魅力を高めてくれたり、本来持つ美しさを引き出してくれる効果があります。
潜在的な魅力を高め引き出す他、女性らしさを高める事で周囲の人や異性へ持ち主の魅力を存分に発揮してくれます。
また、ルビーの赤色は「血」の象徴でもあり、血液の循環にも良い効果をもたらすため、美肌効果など見た目の美しさにも効果を示します。
血行促進効果により、多くの女性が抱える「冷え性」「貧血」などの健康面の悩みもサポートしてくれるでしょう。
ルビーは魔除けになる?
ルビーは邪念や邪気を祓う効果があり、古くから魔除けのお守りとしても用いられました。
ルビーは新しいスタートや変化を促す効果があり、古いエネルギーを捨て去り、新しいエネルギーを引き込む力を持っています。
これが滞る邪気を祓う魔除け効果となり、良い新しいエネルギーへと変換してくれるでしょう。
ルビーが持つエネルギーはとても強力であり、あらゆる邪気や災難から持ち主を強力なポジティブなパワーで守ってくれると言われています。
ルビーは恋愛運に効果がある?
ルビーは「情熱の石」「愛の石」と呼ばれる事がある通り、情熱的な愛を引き寄せる効果を持つ石です。
恋愛成就を願う人にはもちろん、情熱的な恋愛関係に発展できる出会いを引き寄せる効果もあると言われています。
ルビーは持ち主に深い愛情をもたらすと言われ、一度恋愛感情を持ったパートナーに対しては情熱的にストレートにその気持ちを向ける事ができるようになります。
積極的なアプローチをしたり、両想いを願う事が苦手な人にとっても、相手に素直に気持ちをアピールするサポートをしてくれるルビーはピッタリです。
すでにパートナーがいる人にとっても、その絆を深める効果があり、恋愛関係の円満や夫婦円満などにも効果的でしょう。
ルビーの健康効果は?
ルビーの活気ある強力なエネルギーは持ち主の生命力を高めると言われています。
活力を与えて、前向きにし、ポジティブなエネルギーで心身を強く導いてくれるでしょう。
さらに、ルビーの赤色は「血」の象徴であると言われ、身に着ける事で血液の循環や代謝を高める効果があると言われています。
冷え性や貧血などの血液に関する悩みを解決へと導き、血行が促進される事で心身の不調を解消へ近づけてくれる効果があります。
また、胃や腸・腰などの腹部に近い部位、消化器にも健康をもたらす効果が言われています。
精神的にも強くするだけでなく、安定した状態へ導くグラウディング効果があり、地に足のついた安定感に安心を感じられるでしょう。
ルビーの石言葉は?
ルビーの石言葉には強いメッセージが込められた単語が多く並ぶのが特徴的です。
- 情熱
- 愛情
- 純愛
- 勝利
- 自由
- 勇気
- 良縁
- 威厳
- 冒険心
- 活力
どれを見ても、力強いエネルギーを感じられる言葉であり、ルビーの持つ効果や意味が良く表されています。
ルビーは何月の誕生石?
ルビーは7月の誕生石として日本国内でも親しまれています。
ルビーが7月の誕生石に選ばれた理由としては、ルビーの深い赤色が、“真夏の太陽”や“真夏の暑さ”にピッタリであり表現が一致しているからという説があります。
真っ赤なルビーが太陽のシンボルカラーと考えられたのは日本だけでなく、世界各国の7月の誕生石に選ばれています。
ルビーの本物と偽物の見分け方は?
ルビーは高価な人気の宝石であることから、市場には偽物も流通しています。
下記ではルビーの本物と偽物を見分ける際のポイントをご紹介していきますが、最近の偽物は巧妙に作られている事も多いです。
心配な時は過信せず、鑑別書やプロの専門機関などを頼るようにしましょう。
- 色合い
ルビーと言えば深みのある赤色が特徴的ですが、個体によってはやや色合いが薄くピンク色に見える事もあります。
ただ、本物はどんな色合いであっても自然なムラ・深みがあるのが特徴です。
偽物の場合は一色でべた塗したような均一な色合いや、不自然に鮮やかな赤色で作られる事が多いですので、色合いに注目してみてください。
- 内包物
本物はルーペなどで内包物を見ると、“針状”や“羽根状”の内包物が見られる事があります。
一方偽物は、不自然に透明感があったり、内包物を確認した時に気泡が見られる事があります。
特にガラスや合成石など、異なる物質で模造された物は本物には無い内包物が見られる事がありますので、じっくり観察してみましょう。
- 感触
本物のルビーは触れた時に天然石独特の、ひんやりと冷たい感触があります。
一方プラスチックやガラスで模造された偽物は、すぐに体温程度の温かさが感じられ、冷たいという印象は持ちません。
天然石を使って模造している場合は感触にそれほど違いが感じられない事もありますので、過信は禁物ですが、手に取る事ができる時は触ってみるのが良いでしょう。
ルビー 本物 値段
本物のルビーの値段は、品質や大きさ、加工の有無などにより大きく異なります。
1カラット当たりの現在の値段の相場としては、
- 低品質:5,000円~50,000円ほど
- 中品質:数万円~200,000円ほど
- 高品質:数十万円~100万円ほど
さらに非加熱で無処理のルビーで高品質なものでは200万円以上、さらに希少なビルマ産(ミャンマー産)のピジョンブラッドと呼ばれる種類の無処理の物だとそれ以上の値が付く事があります。
ルビーの相場価格は変動する事が多いですので、購入を検討される際は店頭などで必ず最新価格を確認した上でご検討ください。
ルビーの産地は?
ルビーの産地は、
- ミャンマー(旧ビルマ)
- モザンビーク
- タイ
- スリランカ
- ベトナム
- マダガスカル
- タンザニア
- アフガニスタン・パキスタン
などがあります。
中でもミャンマー産・ビルマ産は最高品質と言われる事が多く、これらの地域で採掘された個体は高級という評価は現在も通例となっています。
ルビーの硬度は?
ルビーの硬度は、モース硬度「9」です。
最も硬いと言われるダイヤモンド「10」に次ぐ、硬い天然石と言われています。
日常的に身に着ける時にも十分な強度を持ちますが、強い衝撃を与えた時には欠けたり割れたりヒビが入る可能性は十分にありますので、取扱には十分に注意しましょう。
ルビーの色の種類は?
ルビーと言えば「赤色」と答える事がほとんどだと思いますが、実はその赤色の中にも濃さなどの違いがあります。
産地によっても産出されるルビーの色合いに違いがあり、種類が分けられているものがあります。
種類の名前 | 特徴 | 産地 |
ピジョンブラッド | 鳩の血のような鮮やかで濃い赤色 | ミャンマー |
ビーフブラッド | 牛の血のような黒みが強い深い赤色 | タイ |
チェリーピンク | 明るい赤色でピンクがかっている | スリランカ、ベトナム |
スカーレットレッド クリムゾンレッド |
オレンジ色が混ざったような鮮やかな赤色 | モザンビーク |
これらの色合いは、含有されるクロムの量によって変化しています。
ルビーの最高級の色は?
ルビーの中で、最高級と言われる色は上記でもご紹介した「ピジョンブラッド」と呼ばれる濃くて鮮やかな赤色となります。
逆にオレンジや黒味が強くパープルのように見える個体は価値が下がると言われています。
ただ、鮮やかで深い赤色が高く評価される事は間違いありませんが、評価の際には加工や傷、内包物、サイズなど多くの基準を見て判断されます。
鮮やかで深い赤色をしているものだけが高価という事ではありませんので、合わせて理解しておきましょう。
ルビーの由来は?
ルビーという名前の由来は、ラテン語で「赤」を意味する「rubeus(ルベウス)」「ruber(ルベル)」が語源と言われています。
もう一つ、サンスクリット語で「宝石の王」を意味する「ratnaraj(ラトナラージ)」に由来するという説もあります。
ルビーの和名は?
ルビーの和名は「紅玉(こうぎょく)」となっています。
深紅が特徴的であり、唯一無二の美しさや輝きを放つ石である事からこの和名が付けられました。
ルビーの別名は?
現代において、ルビーが別名で呼ばれる事はほとんどありません。
ただ古くから人々に愛されてきたルビーは、地域により異なる名前で呼ばれる事がありました。
- 古代インド:『ラトナラジュ』(宝石の王を意味する「ratnaraj(ラトナラージ)」が語源
- 古代ギリシャ:『アンスラックス』(「石炭」を意味する)
- ローマ:『カルブンクルス』
また、ルビーは「太陽の宝石」「勝利の石」「情熱の石」「純愛の石」「宝石の女王」などの様々な異名を持ち、これらの通称で紹介される事もあります。
ルビーと相性の良い石は?
ルビーと相性の良い石の一例をご紹介していきます。
これらと組み合わせる事でルビーの持つ効果を最大限高めたり、ルビーの効果を増幅してくれる事が期待できますので、組み合わせに迷った際にはぜひ参考にしてくださいね。
- サファイア
サファイアとルビーはどちらも「コランダム」の一種であり、含有する成分のわずかな違いにより色が異なる、いわば仲間同士です。
硬度も同じでその相性は抜群であり、情熱を与えるルビーと冷静さを与えるサファイアの効果で、お互いのパワーを引き出し高めあい、安定感をもたらします。
- アメジスト
ルビーとアメジストの組み合わせは、ルビーの情熱的な強いエネルギーのバランスをアメジストが補ってくれる相性です。
アメジストの効果により直感力や冷静さを与え、ルビーの行動的でエネルギッシュなパワーにバランスや安定感をもたらします。
- ガーネット
ルビーとガーネットは色合いが似ている事もわかる通り、波長の近い石同士です。
情熱・生命力をさらに増幅し、恋愛運や目標達成などの様々な運気をさらに強力にサポートしてくれるでしょう。
- ローズクォーツ
ルビーとローズクォーツの組み合わせは、愛に特化したパワーを持つ組み合わせです。
ローズクォーツが持つ「愛」や「優しさ」などの穏やかなエネルギーがルビーの強いエネルギーを柔らかく調整してくれます。
恋愛運の上昇や恋愛成就を願う人にもおすすめです。
- ラピスラズリ
ラピスラズリとルビーの組み合わせは、さらなる能力を高めてくれる組み合わせです。
ラピスラズリが真理・洞察力を与えるパワーを発揮する事で、ルビーの情熱に知性が加わり、より効率的な行動や発想に期待ができます。
ルビーと相性の悪い石は?
相性の悪い石同士を組み合わせると効果が半減したり、エネルギーのバランスが崩れてしまうと言われています。
ルビーと相性の悪い石の一例を見ていきましょう。
- オブシディアン
オブシディアンには「防御」や「遮断」の効果があり、ルビーと組み合わせると、ルビーの積極性や開放性を抑え、半減させてしまう可能性があります。
またオブシディアンもエネルギーが強い石であり、ルビーの強さと掛け合わせると、重くなりすぎ身体の不調などが生じる人もいるようです。
- アクアマリン
アクアマリンは水のエネルギーを持つ石であり、冷静さや癒しなどを与える石です。
一方ルビーは火のエネルギーを持ち、情熱や行動力を与える石であり、真逆の性質を持つため、組み合わせると双方の効果が相殺される可能性があります。
- ラリマー
ラリマーは世界3大ヒーリングストーンの1つに入るほど、強力な癒しのエネルギーを持つ石です。
また風水の五行でいえば木と水の性質を持ち、火の性質を持つルビーとは相性が良くないと考えられます。
ラリマーのリラックス効果や癒しの効果と、ルビーの動のエネルギーは真逆であり、エネルギーを打ち消してしまう可能性があります。
ルビーの浄化方法は?
ルビーは硬度が高い石であり、水の使用も可能です。
- 流水
- セージなどのお香
- 水晶クラスターや水晶さざれ石
- 月光浴
- 音叉
などでの浄化がおすすめです。
ちなみに長時間直射日光(紫外線)に当て続けると、退色する可能性がありますので、日光浴での浄化は短時間で行うか、避けるのが無難でしょう。
ルビーのお手入れ方法は?
ルビーの日常的なお手入れ方法としては、乾いた柔らかい布で拭き上げる程度で十分美しさを保つ事ができます。
乾いた状態で拭いても落ちない汚れがある場合は、流水か少量の中性洗剤を溶かした石鹸水(ぬるま湯)を使用する事も可能です。
柔らかい布や柔らかいブラシで優しく擦り洗いをしてください。
ただし、ルビーはアクセサリーとして販売される事も多いですので、他の組み合わせている石の特性や台座などの他のパーツの性質にも十分注意が必要です。
水を使用した場合は、乾いた布でしっかりと拭き上げ、日光のあたらない場所で十分に自然乾燥をさせましょう。
ルビーはどの方角に置くと良い?
ルビーを置く方角としては「南」「東南」「東」が相性が良いと言われています。
- 南
南は火の方角であり、火のエネルギーを持つルビーにピッタリの方角です。
特に情熱、名誉、人気、自己表現力を高め、やる気をアップさせてくれます。
- 東南
東南は成長や発展のエネルギーと調和する方角であり、特に恋愛や対人の運勢が上昇すると言われています。
- 東
東は活力や仕事運に大きく関係する方角であり、ルビーの積極性や行動力を高めて新たな挑戦や目標達成へ向けさらに力を発揮させてくれるでしょう。
ルビーはつけっぱなしにして大丈夫?
ルビーは硬度が高く強い石ですので、基本的にはつけっぱなしにしても問題ありません。
ただし汗や水がついた状態のままにしておくと、変色や変質する可能性もゼロではありませんのでこまめにお手入れするのがおすすめです。
またルビーの情熱的なエネルギーにより、就寝時やリラックスタイムに身に着けていると落ち着かないと感じられる人もいるようです。
着用したまま就寝するとぐっすり眠る事ができない時や、気持ちが焦ったりソワソワしてしまうような時は、自宅では外すなどの調整をするようにしましょう。
ルビーが変色する原因は?
ルビーが変色する原因は、
- 紫外線
- 水
の2つにあります。
紫外線に当て続けると退色する可能性がある事は上記した通りですが、水にも弱いのか?というと、とても弱いという事ではありません。
水に濡れた状態のまま放置をする事が問題であり、濡れたら拭くというひと手間で美しい色合いを長持ちさせることができます。
水仕事や入浴をする時は外す、汗が付着したと感じられる時にはこまめに拭くなどのお手入れを欠かさないようにしましょう。
自宅で保管する時なども、直射日光が当たらないようにしたり、湿気の多い場所に保管しないようにするなどの配慮をするとより長持ちします。
まとめ
今回は、ルビーは身につけた時に得られる効果や、ルビーの和名・別名などの情報をご覧いただきましたが、いかがでしたか?
ルビーはとても美しく女性の宝石というイメージをお持ちの方もいたと思いますが、実はとても強く逞しい情熱的な効果を持つ石です。
戦いの場でのお守りでもあった通り、持ち主を強く逞しく成長するようサポートしてくれます。
一方でとても深い愛情を持つ石でもあり、愛する人との絆を強固なものにし、情熱的な恋愛を展開させてくれる効果もあります。
和名・別名を見てもルビーの特徴を表しているものばかりでしたよね。
他の何にも染まる事が無い強いエネルギーと持ち主をサポートする効果を持っている石ですので、気になる方は手に取ってみてくださいね!
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