クンツァイトにはどんな意味と効果があるのでしょうか?今回は、クンツァイトの波動が強いという噂についても詳しく解説していきます!
淡いピンク色ややや紫が混ざったライラック色が美しいクンツァイトに惹かれる方は多いのではないでしょうか?
その色合いからも察する事ができる通り、愛にまつわる効果や意味を持ち、持つ人を優しく包み込むように癒してくれる石です。
多色性があり見る角度により表情が変わるなど、たくさんの美しさを魅力が詰まったこの石から特別なエネルギーを感じられる人は多いでしょう。
その理由はクンツァイトの波動の強さに関係していると考える事ができます。
今回は、クンツァイトが持ち主にもたらす意味や効果について詳しくご紹介していきます。
また、クンツァイトの波動が強いという噂は本当なのか?波動が強いとどうなるのか?といった疑問についても詳しく解説していきますので、どうぞ最後までご覧ください!
クンツァイトの意味と効果は?
クンツァイトには「無償の愛」や「純粋さ」といった意味があり、心の平和や感情・精神のバランスを安定させてくれる効果があります。
とても愛と癒しのエネルギーが強い石であり、持ち主の純粋な気持ちや無垢な心を呼び起こし、周囲の人への思いやりや優しさ、愛情深さを高めてくれます。
また自己愛や自己受容も促進し、自分を愛し自信を持つサポートをしてくれるでしょう。
後悔・不安・緊張・ストレスなどのネガティブなエネルギーを癒す効果があり、安心感を与えると言われています。
過去のトラウマや孤独感、心の傷を癒す効果もあり、優しく包み込まれるような安らかな癒しが感じられます。
自分の気持ちに正直になるサポートをしてくれる効果があり、周囲の人に自分の気持ちを素直に伝えたい場面でも恥ずかしさや不安を和らげ、柔らかく素直に伝える手助けをしてくれると言われています。
クンツァイトの恋愛への効果は?
クンツァイトの恋愛効果は、愛を育み、素直に表現するサポートをしてくれるものです。
クンツァイトは「無償の愛」を象徴し、愛する相手を受け入れ、包み込むような愛情を育てます。
その素直な気持ちを純粋に、正直に表現する勇気を与え、相手の人との絆を深めるサポートをしてくれるでしょう。
また、恋愛に対し不安や傷を抱えている人を優しく癒し、安心感をもたらすと共に前向きになれるよう温かなエネルギーを与えてくれます。
クンツァイトを持つ事で持ち主には優しい波動が生まれ、周囲の人を惹きつけるようなオーラが高まり、恋愛相手との自然な出会いも引き寄せると言われています。
クンツァイトはお守り効果ある?
クンツァイトは、ネガティブなエネルギーをから持ち主を保護するエネルギーがあり、身に着けているとお守りになると言われています。
また、持ち主の内にある怒りやストレスなどのネガティブなエネルギーを優しく癒し穏やかな状態へと導く効果が高く、安定した日々を過ごしたい人にもおすすめです。
特に「心のお守り」や「心の盾」と言われるクンツァイトは、精神や感情を守るためのお守りに向いています。
周囲の人への優しさや愛情を深める効果があり、人間関係が円滑になるため、人間関係のトラブル防止や解決のお守りとしても良いでしょう。
クンツァイトの石言葉は怖い?
クンツァイトの石言葉には、「無償の愛」「純粋」「寛容」「無限の愛」などがあり、どれを見ても美しい言葉ばかりです。
また、そのどれもがクンツァイトの石の意味や効果を表現していると言えます。
これらの石言葉を見て「怖い」というイメージを持つ人がいる事は確かです。
その理由はおそらく、スピリチュアル的なイメージや、「純粋・無垢の無償の愛(無限の愛)」という単語の並びに、恋愛におけるいわゆる泥沼のようなイメージを持ってしまうからだと考えられます。
ただ、実際には恐れる石言葉は何一つなく、むしろ優しく美しい愛と癒しのエネルギーを持った石です。
周囲への愛情はもちろん、自己愛を高める効果もあり、決して自分をおろそかにして周囲に無償の愛を放出するようなことはありませんので、ご安心ください。
クンツァイトは何月の誕生石?
クンツァイトは2021年の日本の誕生石改定により、新しく9月の誕生石に加えられました。
クンツァイトが9月の誕生石に選ばれた理由としては、
- 「慈愛」などの意味を持つサファイアが元々9月の誕生石であり、通ずるエネルギーが感じられると考えられた
- 人生の節目や困難を迎えやすい9月生まれの人の心を守る石としてふさわしいとされた
- 淡いピンクやライラックカラーが秋の始まりや澄んだ空気の9月のイメージに馴染むから
などの説があります。
誕生石は、その月に生まれた人に特別な守護のエネルギーをもたらすと信じられていますので、誕生月の方はぜひ手に取ってみてくださいね。
クンツァイトの産地はどこ?
クンツァイトの産地は、
- アメリカ
- ブラジル
- マダガスカル
- ミャンマー
- アフガニスタン
- パキスタン
- ナイジェリア
- カナダ
- メキシコ
- ロシア
- スウェーデン
- オーストラリア
など、いくつもの国々で産出されています。
クンツァイトが初めて発見されたのはアメリカ(カリフォルニア)ですが、現在の主要産地はアフガニスタンとなっており、透明度が高く鮮やかな色合いの高品質のものが産出されます。
次いでブラジルも美しいピンク色のクンツァイトが産出される地の一つですが、産出量自体は少ないと言われています。
クンツァイトの鉱物名とモース硬度は?
クンツァイトの鉱物名は「スポジュミン(スポデューメン)」で、クンツァイトはスポジュミンという鉱物の一種です。
クンツァイトのモース硬度は6.5~7に該当し、宝石・パワーストーンとしても有名である水晶と同等となっています。
ただし、クンツァイトには「劈開(へきかい)」と呼ばれる割れやすい性質があるため、硬度の数値を過信せず、取扱には十分注意が必要です。
クンツァイトは多色性?
クンツァイトは強い多色性を持った石です。
この多色性がクンツァイトの特徴の一つでもあり、見る角度を変えると、異なる色が見られます。
クンツァイトの色自体は「ライラック・ピンク」と表現される事が多いですが、見る方向によって色が異なる性質により、
- 柱状結晶の側面から見た時・・・薄く
- 柱状結晶の縦方向から見た時・・・濃く
見え、これに加えて透明感や色味の濃淡などにより、さらに違う美しい表情を楽しめます。
クンツァイトの値段の相場は?
クンツァイトの値段は、透明度や色の濃さ、サイズなどの品質により大きく異なるため注意が必要です。
現時点でのクンツァイトの値段の相場としては、ルースの場合3ct以下の小粒サイズで1,000円~3,000円ほど、3~10ct以下の中粒サイズで3,000円~10,000円程度、10ct以上の大粒サイズだと数万円が相場です。
ただしこれも、透明度が高く色が濃く発色している高品質の物はさらに高額が付けられます。
ブレスレットを例に挙げると、6mm玉が使われたブレスレットで10,000円前後、それ以上大きい玉が使われたブレスレットでは10,000円~30,000円程が相場ですが、高品質のものだとそれ以上の値段となります。
ここでご紹介した値段の相場はあくまでも目安であり、品質や購入時期などにもより値段は変わります。
購入を検討される際は店頭などで実際の値段を確認した上でご検討ください。
クンツァイトの種類は何がある?
クンツァイトは、スポジュメンという鉱物の一種であり、微量のマンガンが含まれる事でピンク色に発色しているものです。
スポジュメンが含む微量の元素によって色合いが異なり、違う石として名前が付けられている種類があります。
- ヒデナイト・・・クロムを含み、緑色に発色しているもの
- トリフェーン・・・鉄などを含み、黄色の発色しているもの
これらをスポジュメンの中でも最も有名とされるクンツァイトの名前を使い「グリーン(ミント)クンツァイト」「イエロークンツァイト」と呼ぶ事があります。
また、クンツァイトの中に針状のルチルを含むものを「ルチルクンツァイト」と呼ぶ事もあります。
クンツァイトの中で“クリアタイプ(透明度が高いもの)”や“ミルキータイプ(透明度が低く濁ったもの)”と分けられる事がありますが、これらはすべてクンツァイトです。
クンツァイトの希少性は?
クンツァイト自体はそれほど希少性は高くなく、市場の流通量も確保されています。
ただ、クンツァイトの仲間であるヒデナイトは希少性がとても高く、ほとんどコレクターの取引でしかお目にかかれないと言われています。
一般的に知られているピンク~ラベンダー・ライラック色のクンツァイトであれば、店頭などで見かける機会も十分にあるでしょう。
クンツァイトは波動が強い?
クンツァイトは特に波動が強い石としても知られています。
ただそのエネルギーは攻撃的なものではなく、持ち主の心や感情・精神の解放や安定をサポートするものであり、愛や癒しを象徴する石です。
そのためエネルギーに敏感な人が身に着けると涙が流れるほど、しっかりと波動を感じられる人もいるようです。
クンツァイトの強い波動に包まれると、そのエネルギーを感じられる人も多いですが、強烈に押し寄せるエネルギーではなく、じんわりと温かい波動が感じられます。
クンツァイトの好転反応は?
クンツァイトは波動が強い石であるため、初めて身に着けた時に「好転反応」が起きる可能性があります。
クンツァイトの好転反応はその効果やエネルギーの性質から、
- 感情が溢れ、抑えていた悲しみ・孤独感や、涙や辛い記憶がよみがえる事がある
- 疲労感や眠気を感じることがある
- 感情が一時的に不安定になり、依存心や不安が押し寄せる事がある
- 頭痛や胸のつかえ、圧迫感を感じる事がある
と言われています。
また、パワーストーンの初心者の方が身に着けた際は風邪のような不調やだるさが感じられたり、精神的・感情的に不安定になる方もいるでしょう。
とは言え、好転反応は石のエネルギーを受け取り、好転する際に一時的に生じる不調です。
ほとんどの人は長く続く事は無く、石と持ち主の波動が調和する事で徐々に治まっていきます。
好転反応がつらいと感じられる場合には、直接身に着けるのを一旦中止し、距離をあけるのが良いでしょう。
ポケットやカバンに忍ばせる、自宅に保管をしておく、身に着ける時間を短くするなどの工夫をして、エネルギーが馴染むのを待つようにしましょう。
クンツァイトと相性悪い石の組み合わせは?
クンツァイトは基本的には多くの石と調和しやすい性質を持っていますが、エネルギーの方向性や性質が相反する石と組み合わせるのは避けるのがおすすめです。
相性が悪いと言われる石と組み合わせるとエネルギーのバランスが乱れたり、効果を十分に発揮できない事があります。
下記ではクンツァイトと相性が悪いと言われる組み合わせの一例をご紹介します。
- オニキス
オニキスにはとても強力な魔除けのエネルギーがあり、クンツァイトの癒しの優しいエネルギーはオニキスのエネルギーに負けてしまう可能性があります。
クンツァイトのエネルギーを求めるのであれば、効果が打ち消されてしまう可能性があり、組み合わせは避けるのが賢明です。
- タイガーアイ
タイガーアイもまた強いエネルギーを持つ石であり、現実的で男性的なエネルギーを発する石であり、クンツァイトの効果とは相反します。
クンツァイトの高次の精神性と反発し、思うような効果が発揮されない可能性があります。
- 翡翠
翡翠にも魔除けの効果があり、安定重視の性質を持つ石です。
クンツァイトの変容・成長の性質とは正反対に位置する石であり、組み合わせることで対立し、双方の効果が弱まる事が考えられます。
クンツァイトと相性良い石の組み合わせは?
クンツァイトと相性の良い石を組み合わせる事で「愛」「癒し」「心の解放」などの性質をさらに高めてくれます。
下記ではクンツァイトと相性の良い石の組み合わせの一例をご紹介します。
- インカローズ
クンツァイトとインカローズを組み合わせると、理想の恋愛や恋愛の相手を強力に引き寄せる効果を発揮すると言われています。
持ち主の魅力や品を高める効果があり、恋愛から遠ざかっていた人にも新しい恋や出会いを引き寄せる効果があります。
停滞していた恋愛運を活性化させるため、理想的な恋愛を手に入れたい人にもおすすめです。
- アメジスト
クンツァイトとアメジストには共通する「愛」と「精神」と「癒し」のエネルギーがあります。
これにより愛と精神がより安定し、癒し感情を整える効果を高める事ができるでしょう。
- モルガナイト
クンツァイトとモルガナイトを組み合わせると、慈愛の心をより強くサポートする事ができ、自分を正しく愛する力を高めてくれます。
これにより持ち主の美しい心と精神を育て、より魅力的な人へと成長させてくれるでしょう。
アクアマリンとクンツァイトの組み合わせは?
アクアマリンもクンツァイトと相性が良いと言われる石の一つです。
特に女性に幸運をもたらす組み合わせだと言われており、単純に一時の幸運をもたらすだけでなく、心身のバランスを整え幸運体質へと導くと言われています。
幸せを受け取りやすく、感じやすい状態へと高めてくれるため、日々がより充実したものへと変化していくでしょう。
ネガティブ思考の方やマイナスに物事を考えてしまいがちの人にもおすすめの組み合わせです。
願望達成や人間関係を良好にする効果もあるため、日々のお守りとしても十分に効果を発揮してくれます。
クンツァイトが気になるのはなぜ?
特に意識をしていなくても、突如としてクンツァイトに目を奪われたり、見かけたクンツァイトが気になって忘れられない…という方もいるでしょう。
石にはそれぞれ波動があると言われていますが、その波動が無意識にあなたの心身の状態やあなたの波動自体と共鳴すると「気になる」という感覚が芽生える事があります。
クンツァイトの場合だと、
- 愛や癒しを求めている
- 心・精神・感情のバランスが乱れている
- 自分の心や感情を解放したい
- 包まれるような愛で満たされたい
などの願望や心をお持ちの方はクンツァイトに惹かれる可能性があるでしょう。
また、クンツァイトのピンクやライラックの優しく美しい色合いに惹かれる方も、そのクンツァイトの色合いや石自体のエネルギーに引き寄せられている可能性があります。
クンツァイトになぜかわからないけど惹かれる、気になると感じる方は、クンツァイトが持っているエネルギーを必要としていると考えらえます。
きっとエネルギーをしっかり受け取る事ができますので、一度手に取ってみてくださいね。
クンツァイトの選び方は?
クンツァイトを選ぶ時は、実際に店頭などで手に取って、エネルギーを感じる物や理由がわからずとも惹かれる石を選ぶのが一番です。
石と人との間にも縁やめぐり合わせはありますので、きっと導かれて手に取った石なので、信じてみてくださいね。
またその人に合った石を持つと、持った瞬間に風が吹くような感覚になったり、温もりを感じたり、触れた瞬間に明るい光が感じられるような変化が起こる方もいますので、実際に触れてみるのは特におすすめです。
その他の、見た目などから選ぶ際のポイントについても下記で見ていきましょう。
- 色合い
クンツァイトの色合いは淡いピンク、ライラックカラー、濃いピンクなど、同じように見えても個体により濃淡があります。
淡いピンクやライラックカラーなどの優しい色合いは、癒しや無償の愛を象徴するもので、恋愛や心の安定や癒しを重視したい方におすすめ。
濃いピンクは特に深い愛情に効果的で、愛情で満たされたい方に良いでしょう。
- 透明度
クンツァイトはインクルージョン(内包物)が少なく、より透明度が高い方がエネルギーがクリアで持ち主に届きやすいと言われています。
また透明度が高い個体の方が浄化や癒しの効果が高くなると言われる事もありますので、癒しや浄化の効果を重視したい方にはおすすめです。
- 価格
クンツァイトは、透明度や色合いなどの品質や、サイズによって価格に差が生じます。
どうしても欲しい個体があるのであれば、それを手に入れるのが最もおすすめではありますが、予算と相談して決めるのが良いでしょう。
例え品質が低く、発色が鮮やかでなく濁っていたとしても、クンツァイトはしっかりとエネルギーを持っていますのでご安心ください。
クンツァイトの偽物の見分け方は?
クンツァイトは流通量が多くそれほど高額ではないものの、女性人気が特に高い石であることから、市場には偽物も流通しています。
下記ではクンツァイトの偽物の見分け方のポイントをご紹介していきますので、店頭でぜひ確認してみてください。
- 色合い(多色性)
クンツァイトの本物は、色が均一ではなく、淡いピンク~ライラック色が部分ごとにグラデーションのような色合いになっています。
一方偽物は1色の色が均一に見られたり、不自然なほどに濃い色が発色している事があります。
- 透明度や内包物
本物のクンツァイトは、微細な内包物を含む事が多く、小さな気泡や結晶が見られる事が多いです。
一方偽物は完全に透明で内包物が見られない事があり、特に人工的にガラスなどで作られた偽物はこの傾向が強いです。
- 値段
本物のクンツァイトも、それほど高値で取引されているわけではありませんが、宝石として扱われている以上、少々値段が高いと感じられる物もあります。
しかし偽物は全く異なる素材を使用している場合は特に、安価で販売されていることがあるため、いくつかの店舗で確認をした上であまりにも安すぎるクンツァイトは偽物を疑うと安心です。
クンツァイトとモルガナイトの違いは?
クンツァイトとモルガナイトは個体によってはよく似た見た目をしている事があります。
ただ、クンツァイトとモルガナイトは化学組成が異なり、モルガナイトはベリルという鉱石グループの石です。
また色合いを比較してみるとクンツァイトの方がピンク色がはっきりと感じられる事が多いでしょう。
クンツァイトがピンク~ライラック色が主流であるのに対し、モルガナイトはピンク~オレンジがかったピンク色が特徴的です。
効果としては、モルガナイトも「愛情」や「優しさ」を象徴する石であり、クンツァイトの無償の愛のエネルギーとの調和も良く、相性は良いと言えます。
どちらも気になるという方は、組み合わせて活用するのもおすすめです!
クンツァイトとローズ クォーツの違いは?
クンツァイトとローズクォーツもまた、どちらもピンク色で愛を象徴するという重なる特徴があります。
ただ、ローズクォーツは石英(クォーツ)という鉱物グループの石であり、全く異なる鉱物です。
色合いを比較してみると、クンツァイトがピンク~ライラック色であるのに対し、ローズクォーツは柔らかい桜のようなピンク色が特徴的で乳白色を発色しているものが多いです。
また効果を比べてみると、クンツァイトは無償の愛に加えて精神性の成長や前を向き歩みを進めるサポートをする効果がありますが、ローズクォーツは愛や優しさ、美しさが特徴です。
どちらも愛情における強いエネルギーを持つ石ですので、恋愛に特化した石を探している方にはどちらもおすすめですよ!
クンツァイトの名前の由来は?
クンツァイトの名前は、この石が最初に発見されたあと、初めて鑑別した鉱物学者の主席鑑定士「ジョージ フレデリック クンツ(George Frederick Kunz)」の名前に由来しています。
実はこの石はほぼ同時期に複数の鉱山で採掘されており、複数の発見者と宝石の特定者(クンツ博士)がいる状態となりました。
その名前でどの人物に敬意を表し、名前の由来とすべきかという議論がなされ、最終的にノースカロライナ大学のサイエンス科教授チャールズ・バスカービル氏がクンツ博士を選んだという話があります。
この事から、スポジュメンの変種であることを解き明かし、クンツァイトという新しい石であるとしたジョージ フレデリック クンツ博士がこの石の名前の由来となりました。
ジョージ フレデリック クンツ博士は、あの有名な宝石店ティファニーの宝石顧問でもあります。
クンツァイトの別名は?
クンツァイトの別名としては、下記でご紹介する2つが有名です。
- カリフォルニア・アイリス(California Iris)
この別名は、この石が一番最初に発見されたのがカリフォルニアだったことと、淡いライラック色がアイリスの花を連想させる事から使われた愛称です。
- イブニングストーン(Evening Stone)
クンツァイトは昼間の日光(紫外線)で退色しやすい性質を持ち、夜の月明りの下でより美しく輝く、とされた事からこのような別名で呼ばれる事があります。
他にはクンツァイトの鉱物名でスポジュメンと呼ばれる事がありますので、合わせて覚えておきましょう。
クンツァイトの和名は?
クンツァイトの和名は「リチア輝石(りちあきせき)」です。
これはクンツァイトを含む、スポジュメン全てを指す和名であり、スポジュメンがリチウムを含むことからこの和名が付けられました。
クンツァイトの浄化方法は?
クンツァイトのおすすめの浄化方法は、
- 月光浴
- セージなどのお香
- 水晶クラスターや水晶さざれ石
が挙げられます。
クンツァイトは紫外線に弱く、水の浸透や接触に対して敏感な性質を持つため、浄化の際に日光浴や水の使用は避けましょう。
上記した中でも特に水晶クラスターや水晶さざれ石を用いた浄化方法は浄化効果が高く、石にダメージを与えない方法でもありますので、水晶を用意するのもおすすめです。
クンツァイトのお手入れ方法は?
クンツァイトの基本的なお手入れ方法としては、乾いた柔らかい布で優しく拭き上げるようにします。
汚れが落ちなくならない内に、こまめにお手入れするのが望ましいでしょう。
乾いた布で拭き上げても落ちない汚れがある場合は、35度程度のぬるま湯を使用し、水洗いする事が可能です。
その際汚れが頑固な場合は中性洗剤を極小量溶かして使用する事も可能です。
ただしクンツァイトは水とそれほど相性が良いわけではないため、長時間水に浸す事は避け、水を使用してお手入れを行った後は必ずしっかり拭き上げて、自然乾燥をさせましょう。
クンツァイトは割れやすい?
クンツァイトはやや高めの硬度を持ちますが、劈開(へきかい)という一定方向に割れやすい性質を持つ石です。
そのため衝撃を与えると、特定の方向に割れやすいという事ができるでしょう。
普段身に着けている際や、浄化の際など、様々なシーンでぶつけたり落としたりといった衝撃を加えないよう注意が必要です。
クンツァイトは退色する?
クンツァイトは紫外線に弱く、長時間強い紫外線に当たり続けると退色する可能性があります。
日常的に身に着け、外を歩く際に当たる紫外線程度は問題ありません。
浄化や保管場所に放置する事で長時間紫外線を浴びせる事はしないようにしましょう。
まとめ
今回は、クンツァイトが持つ意味と効果や、クンツァイトの波動が強いという噂について詳しくご覧いただきました。
とても温かく優しいエネルギーで持ち主を包み込み、無償の愛や自己愛を高め精神性を強くサポートしてくれるクンツァイト。
お守りとして身に着けるのもおすすめの石ですので、惹かれる・気になるという方はぜひ一度手に取ってみてください。
また、クンツァイトはとても穏やかな石でありながら、噂通り強い波動を持つ石です。
好転反応などに不安が生じる方もいると思いますが、波動が調和し絆が深まる事で好転反応は起こらなくなりますのでご安心ください。
その時には強いクンツァイトの波動があなたの味方になりますので、身に着ける事を諦めず時間をかけて少しずつ慣らしてみてくださいね!
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